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出張撮影@横浜|女性カメラマンによるナチュラルポートレート

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私が「人の内面を撮る」理由。

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私は、人を撮る時、「人の内面までをも撮る」ことを最大のテーマとしているのですが
その原点となったのは、ビデオ撮影時代の師匠、能勢広氏の影響が大きかったと言えます。

下記は私が事故で怪我をして体が思うように動かなかった時、
ビデオ撮影を断念し、スチール撮影へ切り替えようとしていた頃の日記です。

これから映像でやって行こう!としていた矢先だったので
本当につらかった。
今から4年半以上前。私のピンチ時代の日記です。

師匠からのこたえ。 2009年1月23日の日記より

「映像撮影は無理」って敗北宣言?した日記を
師匠が見たら何て言うんだろう
って、正直どうしようどうしようと動揺していました。

そしたら師匠からメールが届きました。
遠い撮影現場から。



~中略~
・・・・・そんな中 一番大事な事は自分は何故 撮影をしているかと言う事を
忘れないようにしています。
技術的に自信が無くても、自分にしかできない事があると言い聞かせて、
カメラを回しています。

撮影は人生です。
カメラが立派でも、自分が無ければ、撮れない。
僕は弱い者の叫びを代弁したい。

田中さん、あのね、田中さんの役目って言うものがあると僕は思うんです。
同じ境遇の人とか、病気で悩んでいる人、
田中さんはその人達の気持ちが分かる人なんです。

カメラなんか、指カメでもいいんです。
頭に付けたオンボ~ドのカメラで撮影してももいいんですよ、
映像は田中さん自身の心だと思うんです。

今かかっている病気は、もしかしたら神様から田中さん与えられたものかもしれません。
自分を生かして、弱い立場の人を助けてあげてください。

帰ったらお話しましょう。
それまで僕は自分の出来る、表現に挑戦します。
ブログを読んで、長文書きました。お節介でいつもすみません。
おやすみなさい。

ビデオカメラから、スチールカメラへ。
カメラの形態は変わっても、
私のマインドを失わなければいい。
師匠がそう言ってくれて、めちゃめちゃほっとした。

これからはスチールで、私の目で見て
心で感じた世界の一瞬を、撮っていこうと思う。



私のピンチ時代を知っている、
そして今もお世話になっている
熱い師匠とは・・・

日本ビデオ撮影アカデミー 校長 能勢広.氏です。

能勢広 村上浩康
(左)能勢 広氏 (製作・撮影) (右)村上浩康氏(監督・編集)

写真は、能勢広氏が11年の歳月をかけて完成した映画『流 ながれ』上映会後のスナップです。

『流 ながれ』
■ 2012 キネマ旬報 ベストテン 文化映画部門 第4位
■ 第53回科学技術映像祭 文部科学大臣賞
■ 2011 日本映画テレビ技術協会 記録映像部門 映像技術賞
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